『ますかけ線』とは、小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる『感情線』と、親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる『頭脳線』がつながり、一本の線となって手のひらを横断するように伸びる相を指します。
このますかけ線にはいろいろなパターンがあるとされ、手相鑑定士によって諸説ありますが、純粋なますかけ線の上下に支線があらわれている相を『変形ますかけ線』と呼ぶようです。
そこで今回は、変形ますかけ線の意味や種類をご紹介していきましょう。
Contents
純粋なますかけ線
『変形ますかけ線』は、『純粋なますかけ線』と意味合いが似ているため、まずは純粋なますかけ線について、詳しく解説していきます。
純粋なますかけ線があらわれている人は、我が道を行くタイプです。
リーダーシップを発揮することで大活躍する傾向があり、天才肌の大物となることが多いでしょう。
性格的にはこだわりが強く、頑固で偏屈な面もありますが、コミュニケーション能力は高く、圧倒的な存在感や美的センスもあるので、たくさんの人を魅了するようです。
また、類まれな強運に恵まれているがゆえに、浮き沈みの激しい人生になるとされています。
たとえばおみくじを引くと、大吉か大凶しか引かないといったように、運の引きが極端に強いため、良い時と悪い時の落差が激しくなるようです。
しかしながら、苦境に立たされてこそ実力を発揮するのが、この相の最大の特徴でもあり、純粋なますかけ線の持ち主が普通に生きようとすると、普通の人以下の人生になってしまうともいわれています。
よって、良くも悪くも特異な人生となる可能性が高く、実際に、芸能人、プロスポーツ選手、士業、自営業、医者などに多く見られるようです。
それではここからは、『変形ますかけ線』を6つご紹介していきましょう。
ますかけ線の途中から感情線と頭脳線が枝分かれしている
『純粋なますかけ線』が途中で枝分かれし、クロスするような形状になっていたり、やや歪なアルファベットのNのような形状になっている人は、思慮深い熟考タイプであることを意味しています。
純粋なますかけ線の持ち主が、自分の気持ちを最優先してマイペースに突き進むのに対し、変形ますかけ線の持ち主は、人の気持ちや場の空気に配慮するだけの柔軟性があるとされているので、より活躍の幅が広がり、目標を達成したり、成功する可能性も高いといえるでしょう。
なお、苦労や逆境で実力を発揮するという点では、純粋なますかけ線の持ち主と同様とされています。
頭脳線がまっすぐな感情線に接している
『頭脳線』が、まっすぐに伸びている『感情線』に接している人は、素直な熟考タイプであることを意味しています。
『純粋なますかけ線』の持ち主と比べると、人を気遣う柔軟性はあるのですが、自分の気持ちをストレートに出す傾向もあるため、対人関係でトラブルを抱えやすいといえるでしょう。
しかしながら、頭脳線が緩やかに傾斜している場合は、クリエイティブな才能があることを意味しており、かなり下に向かって伸びている場合は、オリジナルの世界観で世間から注目を浴びることを意味しています。
感情線がまっすぐな頭脳線に接している
『感情線』が、まっすぐに伸びている『頭脳線』に接している人は、猪突猛進タイプであることを意味しています。
一度決めたことに対しては、脇目もふらずに突き進み目標を達成するでしょう。
『純粋なますかけ線』の持ち主と違い、人への配慮を欠かさないので、困難な状況もクリアしやすいようです。
なお、薬指の下あたりで頭脳線と感情線が接している場合は、金銭に強い執着があるとされています。
結婚する際には、愛情よりも金銭を基準にして相手を選ぶ可能性が高いでしょう。
ますかけ線とは別に感情線が伸びている
『純粋なますかけ線』の上に『感情線』があらわれている人は、愛情が通常の人の2倍あることを意味しています。
愛情深く情熱的なタイプですが、その分、執着心や嫉妬心も非常に強いため、対人関係に注意が必要といえるでしょう。
しかしながら、仕事と家庭の両方に愛情を注ぐことができたり、失恋しても立ち直りが早いとされています。
何事にも粘り強く取り組む傾向があり、強い精神力と忍耐力を兼ね備えているようです。
また、恋多き人生となる可能性も高いでしょう。
ますかけ線とは別に頭脳線が伸びている
『純粋なますかけ線』の下に『頭脳線』があらわれている人は、責任感の強い誠実タイプであることを意味しています。
コツコツと努力を積み重ねることで成功する可能性が高く、創造力や発想力に長けているため、クリエイティブの分野で大活躍するでしょう。
一度決めたことを最後までやり遂げる力があり、感情のコントロールも上手いとされています。
自分の才能を意識することで、大成する傾向がより強まるようです。
ますかけ線とは別に感情線と頭脳線が伸びている
『純粋なますかけ線』の上に『感情線』があらわれ、下に『頭脳線』があらわれている人は、感情的な面と知性的な面の両方が、通常の人の2倍あることを意味しています。
このパターンの『変形ますかけ線』があらわれている人は、突出した能力を2つ兼ね備えているといえますが、その分生き辛くなるとされており、周囲から浮いてしまう傾向にあるようです。
また、純粋なますかけ線同様、力を発揮できる環境にいなければ、せっかくの才能が宝の持ち腐れになってしまうとされているため、身を置く環境が何より重要といえるでしょう。
まとめ
『変形ますかけ線』はいずれのパターンも、純粋なますかけ線にはない柔軟性があることから、別名『ましかけ線』とも呼ばれているそうです。
変形ますかけ線があらわれている方はぜひ、思いやりや優しさを武器に、非凡な才能を発揮して成功を収めてください。