手相占いでは、その人の運勢や性格などを見ることができますが、手のひらにある『冥王星国』というエリアを見ることで、その人の前世を見ることもできるとされています。
では一体、冥王星国とはどこにあり、どんな意味を持つのでしょう。
今回は、冥王星国の説明を交えながら、前世の影響を示す手相を5つに分けてご紹介していきます。
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手相と前世の関係
『冥王星国』とは、手のひらの下方中央部のエリアのことです。
『月丘』と呼ばれる小指側の手首から上の膨らんでいるエリアと、『金星丘』と呼ばれる親指のつけ根下の膨らんでいるエリアとの間にあり、手相占いで見るエリアの中では、最も手首に近いエリアになります。
この冥王星国は、主に『地丘』と呼ばれていますが、手相占いにおける地丘は、直感や霊感、神仏から加護などを司るエリアであり、星占いにおける冥王星は、破壊と再生や生死を表す星であることから、どちらも神秘的な意味合いを兼ね備えているという共通点に基づき、近年では『冥王星国』や『冥王星丘』と呼ばれることも多くなってきているようです。
また、冥王星国に関連する手相は、前世の影響があらわれやすいとされているため、冥王星国に張りや艶がある人、ふっくらとしている人、血色の良い人は、前世からの良い影響を受け継いでいるとされています。
この場合、現世で善行を積んでいくことで、前世から齎された運に恵まれる人生となるでしょう。
逆に、冥王星国の張りや艶が良くない人、極端にへこんでいる人、血色の悪い人は、前世からの課題が残っているとされ、現世では運に恵まれ難くなるとされています。
冥王星国から運命線がまっすぐ長く伸びている
『運命線』とは、手首から中指に向かって手のひらの中央を縦断するようにまっすぐ伸びる線のことで、運の強さや、運命を切り開く力の強さなどを示す相です。
運命線はどのエリアから伸びていても運命線と見なされますが、冥王星国から伸びていて、手のひらの中心をまっすぐ貫くように長く伸びている人は、前世では王や女王など、位の高い人物であったと考えられます。
よって現世でもその影響を受け継ぎ、どことなく高貴な雰囲気を持っていたり、強い意志と不屈の精神を兼ね備えているでしょう。
冥王星国にハッキリとした土台線が伸びている
『土台線』とは、冥王星国にあらわれる山型の線のことです。
冥王星国から運命線が伸びている場合は、運命線の起点を下で支えている土台のように見える相となります。
この土台線がハッキリと伸びている人は、前世の人物がたくさんの徳を積んでいたと考えられるため、現世では、そのご利益を受け取ることができるでしょう。
中には、前世の人物が残した課題を、現世で解決するよう求められることもあるので、その場合は苦労することもありそうですが、前世の人物からのご利益によって、乗り越えられるでしょう。
冥王星国に幸運のサインがあらわれている
『冥王星国』に『魚紋』や『星紋』が、あらわれている人は、前世の人物による徳積みのご利益を受け取ることができるとされています。
魚紋とは、魚のような形を象っている相のことで、線の先が交差して尾びれのように見えるのが特徴です。
この魚紋が冥王星国にあらわれている人は、周囲が驚くような力を発揮したり、思いもよらない幸運が突然舞い込むことがあるでしょう。
星紋とは、同じ太さの短い線が3本交差し、アスタリスクのような模様を象っている相のことです。
この星紋が冥王星国にあらわれている人は、家族やパートナーに幸運が訪れる可能性が高く、家族を大切にすることで運気が更に上がるでしょう。
なお、同じく幸運のサインである『三角紋』や『テンプル線』が冥王星国にあらわれている人は、前世ではありませんが、ご家族やご先祖による徳積みのご利益を受け取ることができるとされています。
『三角紋』とは、三角形や逆三角形を象っている相のことで、この三角紋が冥王星国にあらわれている人は、土地や家屋といったご家族からの財産を相続する可能性が高いでしょう。
テンプル線とは、2本の縦線の上に1本の横線が伸びている相のことで、このテンプル線が冥王星国にあらわれている人は、ご先祖からの加護が強く、家業を継ぐ可能性も高いでしょう。
冥王星国に神秘十字線があらわれている
『神秘十字線』とは、小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる『感情線』と、親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる『頭脳線』の間に、十字型の線があらわれる相のことで、位置としては中指の下方、手のひらの中心付近にあらわれるのが特徴です。
この神秘十字線が冥王星国にあらわれている人は、前世では僧侶や巫女など、神仏との関わりが深い人物であったと考えられます。
よって現世でも、神仏への信仰心がある、スピリチュアルに興味がある、神秘的な能力がある、といった傾向が強いでしょう。
仮にそうではなかったとしても、直感力に優れており、勘がよく働きます。
信仰心が強い場合は、神仏からの加護によって、危機や事故などを寸でのところで回避できるようです。
また実際に、占い師やセラピストなど、スピリチュアルやヒーリング関係の職種に就いている人も多いとされています。
冥王星国にファティマの目や五芒星があらわれている
『ファティマの目』とは、手のひらの中央あたりに目のような形があらわれる相のことで、『感情線』の下や『頭脳線』の下あたりにあらわれるのが特徴となります。
また『五芒星』とは、5本の線が交差して構成される星の形を象っている相です。
この2つの相は、どこにあらわれても非常に珍しい相であるため、冥王星国にあらわれている人は、前世も極めて特殊な人物であった可能性が高く、具体的には、神界の住人、地球とは別の惑星の住人など、高次元や別世界の人物であったと考えられます。
よって現世では、地球を救う、人々をよりよい方向へと導く、といった重要な使命を持って生きることになるようです。
仮にこうした使命とは無縁の生活を送っていたとしても、大事を成し遂げるられるだけの強い運とパワーを兼ね備えています。