手相占いでは大器晩成型の相がありますが、反対に晩年期に注意が必要な相もあります。
人生の後半で不運が訪れるというのは、あまり考えたくないことですが、あえて知っておき、意識して過ごすことで、待ち受ける不運を回避できるとしたら、結果的に安泰な人生となるのではないでしょうか。
今回は晩年が心配な人にあらわれる手相を7つご紹介しましょう。
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放縦線が生命線の下部と交わりそうになっている

放縦線とは、月丘と呼ばれる小指側の手首上の膨らんでいるエリアから、金星丘と呼ばれる親指のつけ根下の膨らんでいるエリアに向かって伸びる横線のことです。
放縦線は、細かく途切れていたり、横一直線というよりも少し歪んであらわれることが多く、金星丘には達さない相なので、生命線の手前で終わっているのが一般的とされています。
この放縦線があらわれている場合は、心身に不調の兆しがあることを意味しており、特に、親指と人差し指の間から手首に向かって弧を描くように伸びる生命線の下部と放縦線が交わりそうになっている場合は、晩年の健康運に注意が必要です。
手相占いには『流年法』といって、その運勢が訪れる年齢を読み取る方法があります。

放縦線を流年法で見る場合は、生命線のどの位置に向かっているかで判断するため、まずは、生命線を見てみてください。
生命線では、親指と人差し指の間の始点が0歳、手首の線の位置が90歳を示すので、それを半分とした位置が45歳くらいとなり、3分の2の位置が60歳くらいとなるようです。
よって、生命線を3分割し、3分の2よりも下の位置に、放縦線が交わりそうになっている場合は、晩年になって、肉体的な疲労や精神的なストレスを抱え、心身ともにダウンする可能性が高いでしょう。
また、両手に濃い放縦線があらわれていて、生命線を横切っている場合は、生命を脅かすレベルの身体的不調が訪れることを意味しています。
どちらにしても放縦線があらわれている場合は、不規則な生活や異性関係の乱れに対する警告のサインなので、晩年で苦しまないためにも、早いうちから生活習慣を見直し、摂生を意識して過ごすことが重要です。
健康線が生命線の下部を横切っている

健康線とは、月丘から小指に向かって上昇する斜線のことです。
この健康線が、生命線の下部を横切っている場合は、晩年になって病気を患うことを意味しています。
生命線を3分割し、3分の2よりも下の位置を健康線が横切っている場合は、晩年の大病に注意が必要です。
ただし、生命線の下部を健康線が横切っていても、その下の生命線がしっかりと伸びている場合は、病気を患っても完治するサインとなります。
一方で、その下の生命線が薄くなっていたり、切れ切れになっていたり、波線になっている場合は、後遺症が残る可能性があるようです。
また、横切っている健康線より下の生命線が全くない場合は、その時期に死亡する可能性があるため、流年法を用いてどの年齢の位置で健康線が横切っているかをチェックし、該当する年齢に注意してください。

該当する年齢がまだ先だったとしても、今現在身体の不調を感じている場合は、晩年になって酷くなることのないよう、早めに病院で検査することをお勧めします。
感情線が終点付近で途切れている

感情線とは、小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる線のことです。
この感情線が終点近くで途切れるようにして切れ目がある場合は、中年以降になってパートナーとの関係が悪くなることを意味しています。
何も対処せずに過ごしていると、いわゆる『熟年離婚』に至ることも考えられるでしょう。
感情線を流年法で見る場合は、小指中央の真下が10歳、薬指中央の真下が30歳、中指中央の真下が50歳、人差し指中央の真下が80歳となるため、これらの地点をもとにその他の年齢を小割にして算出し、どの年齢の位置で感情線が途切れているかをチェックすることで、該当する年齢に向けて、パートナーとの関係が悪化しないよう注意してください。

結婚線が感情線を突き抜けている

結婚線とは、小指のつけ根と感情線の間にあらわれる横線のことです。
この結婚線がハッキリと濃くあらわれていて、感情線を突き抜けるように下降し、感情線とクロスしている場合は、パートナーとの別れが訪れることを意味しています。
別居や離婚、最悪の場合は死別する可能性もあるでしょう。
なお、結婚線を流年法で見る場合は、感情線と小指のつけ根の間を2等分した地点が30歳となり、この30歳の地点から感情線までの中間地点が24歳、感情線に最も近い地点が18歳です。
逆に30歳の地点から小指つけ根までの中間地点が40歳、小指のつけ根が50歳となります。

これらの地点をもとにその他の年齢を小割にして算出し、どの年齢の位置にあらわれているかをチェックすることで、人によっては晩年に、別居、離婚、死別することが考えられるでしょう。
また、死別相としてこの相をとらえる場合は、パートナーに死別相があるかどうかを確認することも大切です。
なぜならパートナーに死別相がある場合は、あなたが死ぬという見解になるからです。
ただし、結婚線が感情線を突き抜けていても、一直線に長く伸びる運命線や、濃く長く伸びる生命線など、長寿を示す相がある場合はそちらが優先されるため、早死にするとはいえません。
人間は誰しも死別するということを忘れず、冷静に判断することが大切です。
生命線の終点が二股に分かれている

生命線の終点が2本に分岐している場合は、晩年になって生命に関わる問題を抱えることを意味しています。
これまで無病息災の生活をしてきた人も、病気や怪我が多くなるようです。
また、思いがけない持病が発覚する可能性もあるでしょう。
晩年とはいえ、年齢以上に体力が低下する傾向にあるため、人一倍体調に気をつけることが大切です。
流年法を用いてどの年齢の位置で生命線が分岐しているかをチェックし、該当する年齢に向けて、免疫力をつけるなど、健康を意識した生活を送るように心がけてください。

頭脳線の下部に島紋があらわれている

島紋とは、輪っかのように丸い円形や楕円形を描いている線のことです。
島紋は、魚の形を描いている『魚紋』という相と見間違いやすいのですが、線の先が交差して尾びれのように見えるのが特徴とされる魚紋に対し、島紋は、極端に細長い楕円や、目のような形を描いていることもあるため、一見すると魚の胴体のように見えることはあっても、尾びれに当たる部分がないのが特徴です。
この頭脳線の下部、小指の下辺りの位置の頭脳線上に島紋があらわれている場合は、晩年になって知力が低下することを意味しています。
物忘れが酷くなったり、痴呆が始まることも考えられるでしょう。
また、神経過敏になる傾向もあるため、極端に心配性になったり、考えすぎて被害妄想を起こす可能性もあります。
神経痛を始め、脳神経の病気にも注意が必要といえるでしょう。
なお、頭脳線を流年法で見る場合は、親指と人差し指の間にある始点が15歳、終点が100歳、中間地点が35歳となるため、これらの地点をもとにその他の年齢を小割にして算出し、どの年齢の位置に島があらわれているかをチェックすることで、該当する年齢に向けて、筋トレや脳トレを行うなど、若いうちから心身ともに鍛え、備えておくことが大切です。

運命線の上部に障害線があらわれている

運命線とは、手首から中指に向かって手のひらの中央を縦断するようにまっすぐ伸びる線のことで、障害線とは、生命線や感情線、頭脳線や運命線といった主線を遮るようにあらわれる短い線のことです。
よって運命線の障害線とは、縦に伸びる運命線を横切る線や斜線となります。
この障害線が、運命線の上部にあらわれている場合は、晩年になって不運が訪れることを意味しています。
特に仕事に関する不運に見舞われる傾向が強く、能力の衰えが原因で社会的信用を失ったり、信用していた人から裏切られたり、自らの失態が原因で引退を余儀なくされるなど、経済面だけでなく、精神面でも大きなダメージを受ける可能性がありそうです。
また、体調不良から仕事に支障を来すことも考えられるでしょう。
運命線を流年法で見る場合は、手首から中指のつけ根までの間を4等分してください。
手首の次の地点が21歳、その上の地点が30歳、さらにその上の地点が55歳、中指のつけ根の地点が100歳となります。

これらの地点をもとに小割にして算出し、どの年齢の位置に障害線があらわれているかをチェックすることで、該当する年齢付近には、大きな仕事を請け負わず、目立つ言動を控えるなど、対策をとることが大切です。
なお、運命線の上部に障害線があらわれていても、その先の運命線がしっかりと伸びている場合は、不運を乗り越えられるサインとなります。
まとめ
占いは当たるも八卦当たらぬも八卦であり、手相は生き方次第でいつでも変化するものです。
これらの相があった人は、今からほんの少しずつでも、身体を気遣ったり、意識を変えることで、運命をより良い方向へと転換することができるでしょう。