『ストレス社会』と称されて久しい現代において、精神疾患による患者数は近年大幅に増加しています。
自分は大丈夫と思っている人も、もしかしたら大丈夫でないことに気づいていないだけかもしれません。
今回はストレスによる心の不調を示す手相を5つご紹介します。
生命線上に数本の横線があらわれている
親指と人差し指の間から手首に向かって弧を描くように伸びる生命線の上を横切るようにして数本の線が伸びている場合は、健康状態に注意が必要です。
この横線は『障害線』または『ストレス線』と呼ばれており、ストレスから病気になる可能性が高いことを意味しています。
特に金星丘と呼ばれる親指のつけ根下の膨らんでいるエリアから障害線が伸びている場合は、恋愛関係や対人関係のトラブルを抱える傾向が強く、そのストレスから心身ともに疲れ果ててしまいそうです。
また、疲弊しているときは注意力も散漫になりがちなので、病気だけでなく事故にも気をつけましょう。
放縦線があらわれている
月丘と呼ばれる小指側の手首より上の膨らんでいるエリアから、金星丘に向かって伸びる横線のことを放縦線といいます。
特徴としては、細かく途切れていたり、横一直線というよりも少し歪んであらわれることが多いとされ、金星丘までは達さず、生命線の手前で終わっているものが一般的です。
この放縦線は、心身に不調の兆しがあることを意味しています。
特に放縦線がとぎれとぎれになっている場合や、二重になっている場合は、ストレスを溜め込んでいる可能性が高いです。
不眠の傾向も強く、このまま放っておくと心身共にダウンしてしまうので注意してください。
頭脳線が薄く切れ切れになっている
親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる頭脳線がとぎれとぎれになって薄くあらわれている場合は、ストレス耐性が低下していることを意味しています。
自律神経が弱っている状態のため、天候の影響を受けたり、気分が塞ぎがちになったりするでしょう。
精神面で非常に脆く、嫌な出来事をいつまでも引きずったり、落ち込み続ける傾向があるので、仕事や物事を途中で放棄してしまわないよう注意が必要です。
頭脳線に島紋ができている
島紋とは、輪っかのように丸い円形や楕円形を描く線のことで、俗に『島』と呼ばれています。
この島が頭脳線の途中にあらわれている場合は、こころの病気に注意が必要というサインです。
自身の状況や環境に対する不満が募っており、そのことからストレスを抱え、爆発寸前であると考えられます。
すでに片頭痛や眼精疲労など、肉体的な不調を抱えている人もいるかもしれません。
うつ病だけでなく、神経症や自律神経失調症などにも注意してください。
生命線に三角紋ができている
三角紋は別名『トライアングル』とも呼ばれており、その名のとおり三角形や逆三角形を象っている相のことです。
この三角紋が生命線を用いる形であらわれている場合は、人間関係のトラブルによって精神的に疲労する可能性があります。
ただしこの相には諸説あり、生命線が三角紋の一辺を担っている相は島紋とみなされることが多いようです。
それでも、生命線の上に三角紋があらわれていたり、三角紋が生命線に触れている場合は、生命力が弱っていることを意味するため、無気力になったり、根気が続かない傾向があります。
今現在、疲れやすさを感じていたり、気力が低下している実感がある場合は、早めに対処しましょう。
まとめ
これらの相はすべて健康に対する危険信号のサインとなりますが、すぐに消えてしまうこともよくあります。
あらわれていた人はこれを機に、ストレスの解消法を見つけたり、リラックスタイムを作るなどして、こころの休息をとってみてください。