みなさんは『一億紋』という手相をご存知でしょうか。
一億紋があらわれている人は大金を稼ぐことができるといわれていますが、極めて珍しい大吉相であり、別の相が進化することによってあらわれる相とされています。
今回は一億紋について詳しくご紹介しましょう。
一億紋とは
一億紋は、カリスマ線と陰徳線の進化形の相として知られており、3つの相に共通しているのは、金星丘にあらわれるという点です。
手相占いでは、親指のつけ根下の膨らんでいるエリアを『金星丘』と呼びます。
カリスマ線は、この金星丘の下部に伸びる2~3本の線のことで、濃く短い縦線であるのが特徴です。
一方の隠徳線もまた、金星丘の下部に伸びる2~3本の線ですが、こちらは濃く長い縦線であるのが特徴になります。
その名のとおり、どこにいても人を惹きつける魅力や圧倒的な存在感があることを意味するカリスマ線は、どちらかというと親指寄りにあらわれることが多いとされており、このカリスマ線が長くなると、隠徳線へ進化するとされています。
ただし陰徳線は、密かに善行を積む人徳者であることを意味する相なので、カリスマ線を隠徳線に進化させるには、人が見ていないところで善行を積み続けることが大切といえるでしょう。
そしてこの隠徳線がさらに進化すると、一億紋という大吉相になるのです。
一億紋とは、金星丘に6本以上の濃く長い縦線が伸びている相のことで、生命線に沿って並ぶようにあらわれることが多いとされています。
では、一億紋があらわれている人は、一体どんな人なのでしょうか。
ここからは一億紋があらわれている人の特徴についてご紹介していきます。
億万長者になる
一億紋があらわれている人は、億万長者になる可能性が極めて高いとされています。
億単位の大金を稼ぐ能力が備わっていたり、巨額を手にするチャンスに恵まれるようです。
人からの支持や支援によってお金が集まりやすくなる傾向もあるでしょう。
また、すでに大きな富を得ている証としてあらわれることもあるようです。
末永く健康で生涯現役の人に多いとされているため、健康運、仕事運にも恵まれている相といえるでしょう。
カリスマ性がある
カリスマ性の最終形態ともいえる一億紋があらわれている人は、人を魅了する力があるとされています。
情に厚く面倒見も良いことから、仕事でもプライベートでも、たくさんの人たちに慕われるようです。
意志が強いので周囲に流されることはありませんが、自分の価値観や考え方を人に押し付けることもありません。
人をまとめる素質があるので、リーダーや管理職につくことで能力を発揮するでしょう。
逆にこうした能力を発揮できる環境から遠ざかると、カリスマ線は消えやすいとされているので、どんなに小さなコミュニティやグループであっても、中心的なポジションで活動し続けることが大切といえます。
人徳者である
陰徳線の進化系となる一億紋があらわれている人は、本物の人徳者であるとされています。
人に良く思われたいなどといった虚栄心からこれ見よがしに良いことをするのではなく、思いやりや愛情といった気持ちから人知れず良い行いをするようです。
たとえば巷には『やらない善よりやる偽善』という言葉がありますが、そうした言い分をわざわざ掲げることすらなく、黙々と善行を積む人といえるでしょう。
仮に偽善者と思われても構わないほどに、心優しく自身の良心に従って生きる人です。
まとめ
このように、カリスマ線、隠徳線、一億紋といった3つの相が持つ意味合いを
すべて兼ね備えている一億紋は、まさに出世魚のような手相といえます。
また、これら3つの相はどれも、世のため人のためという純粋な気持ちで尽力する人にあらわれるといえるでしょう。