みなさんは島紋という手相をご存知でしょうか。
島紋は、不運の訪れを未然に防ぐことができる重要な相のひとつなんです。
今回は島紋の意味について詳しくご紹介しましょう。
島紋の基本的な意味
島紋とは、輪っかのように丸い円形や楕円形を描いている線のことで、別名『アイランド』、略称では『島』と呼ばれることもある相です。
あらわれる位置に決まりはなく、手のひらのどこにでもあらわれますが、4大基本線と呼ばれる感情線、頭脳線、生命線、運命線のほか、結婚線、財運線、太陽線、希望線といった主要な線にあらわれることが多いとされています。
また、魚紋と見間違いやすいので、見極めに注意が必要です。
魚紋とは、魚の形を描いている相で、線の先が交差して尾びれのように見えるのが特徴となります。
島紋は、極端に細長い楕円や、目のような形を描いていることもあるため、一見すると魚の胴体のように見えることがありますが、尾びれに当たる部分がありません。
島紋は、あらわれた場所や線が持つ意味合いにマイナスな要素をもたらすとされているため、一口にいうと凶相となります。
ただし言い方を変えると手相からの警告となるため、島紋があらわれている場合は、低迷する運気の内容を見定め、事前に警戒、対策することで、トラブルの回避につながるといえるでしょう。
ここからは、最もあらわれやすいとされている4大基本線別に、島紋の意味をご紹介していきます。
感情線にあらわれている島紋
小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる感情線に、島紋があらわれている場合は、感情のコントロールが上手にできない状態であることを意味しています。
何かと悩むことが多くなるため、不平不満を抱えやすくなるようです。
精神的にショックな出来事が起きる可能性もありますが、できるだけ感情的にならないよう注意しましょう。
なお、島紋のサイズが大きい場合は、情緒不安定となり、喜怒哀楽が激しくなるサインです。
心が落ち着かず、些細なことで傷つきやすくなるため、恋愛面では感情表現の仕方が原因となって破綻する傾向があります。
夫婦間でも、相手を信用できなくなりがちなので、致命的なトラブルが生じやすくなるでしょう。
特に感情線の終点に島紋があらわれている場合は、感情的にこじれてしまい、離婚しやすいとされています。
また、島紋の数が多い場合や、鎖状になっている場合は、感情を素直に表現できない環境にいるサインです。
それが原因でかなりのストレスが溜まっていると考えられるので、精神的にリラックスする時間を作るようにしてください。
小指の下側に島紋があらわれている場合は、感情的になることで財運が低下するサインです。
一時の感情で、これまで積み上げてきた努力や財産を一気に失うことのないよう、注意しましょう。
人とぶつかることが多く、場の雰囲気や感情に流されやすい傾向があるので、対人トラブルにも気をつけてください。
頭脳線にあらわれている島紋
親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる頭脳線にあらわれる島紋は、頭脳線上のどの位置にあらわれるかで意味合いが若干異なりますが、基本的には、心身のどこかしらが疲労していることを意味しています。
人差し指の下側に島紋があらわれている場合は、幼少期における知能や精神力が不足しているサインです。
中指の下側に島紋があらわれている場合は、小さな島紋であれば頭痛持ちであることを示しており、島紋のサイズ大きかったり、ハッキリと目立っている場合、あるいは中指の下側に集中して島紋がたくさんあらわれている場合は、年中片頭痛に悩まされていることを示すと同時、脳に関する病気を警告していることもあります。
この相を持つ人で頭痛が長引いている場合は、ただの頭痛と思わずに念のため病院へ行くとよいかもしれません。
また、薬指の下側に島紋があらわれている場合は、頭だけでなく、眼病や視力の低下を示しているため、薄い小さい島紋が1つある程度であれば、目の酷使に注意し、パソコンやスマホを見る時間を減らせば良くなりますが、島紋のサイズが大きく、ハッキリと目立っている場合は、あるいは薬指の下側に集中して島紋がたくさんあらわれている場合は、目に異常を感じ次第、すぐに医師に相談しましょう。
特に中指と薬指の下側の両方に島紋があらわれている場合は、速やかに病院で検査を受けることをお勧めします。
なお、小指の下側に島紋があらわれている場合は、心配性であったり、神経過敏であることを示しているため、神経バランスが崩れて、被害妄想を起こしたり、情緒不安定になる可能性があるようです。
島紋のサイズが大きく、ハッキリと目立っている場合や、小指の下側に集中して島紋がたくさんあらわれている場合ほど、これらの傾向は強くなりますので、神経の病気に注意し、ストレスを溜め込まないようにしてください。
特に頭脳線の終点に島紋があらわれている場合は、ノイローゼやうつ病といった精神疾患を発症する恐れがあります。
この相は判断力がなくなるサインなので、平静を保つためにも、休養と栄養をきちんととるようにしましょう。
生命線にあらわれている島紋
親指と人差し指の間から手首に向かって弧を描くように伸びる生命線に、島紋があらわれている場合は、生命力が衰えていることを意味しています。
体調を崩しやすくなっていたり、体力や気力が不足して疲れやすくなっているようです。
精神的なダメージを受けやすくなってもいるので、ストレスが原因で病気になる可能性もあるでしょう。
また、健康面の不調以外でも、スランプに陥っているとき、無気力になっているとき、現状に不満を感じているとき、将来に不安を感じているときなどに、あらわれやすいようです。
生命線の起点に島紋があらわれている場合は、幼少期に病弱であったことを示しており、その後も怪我やトラブルが多い人生になるとされています。
ただし島紋のサイズが大きかったり、ハッキリと目立っている場合は、先天的に身体が弱いだけでなく、出生に関することで公言できない事情を抱えている傾向もあるようです。
一方で生命線の終点に島紋があらわれている場合は、慢性的な健康トラブルに見舞われることを示しています。
すぐに治るはずの病気がなかなか治らなかったり、晩年になってから身体面で苦労する可能性が高いので、食事や運動など、若いうちから生活習慣に気を配るようにしましょう。
運命線にあらわれている島紋
手首から中指に向かって手のひらの中央を縦断するようにまっすぐ伸びる運命線に、島紋があらわれている場合は、仕事運が低迷することを意味しています。
仕事で何かしらのトラブルが生じたり、失敗して評価が落ちるといったことが考えられるでしょう。
良い成果を上げても出世につながらない、忙しく働いているのに収入が上がらないなど、仕事で活躍するのが困難状況になるようです。
また、働くほど貧乏になったり、リストラにあったり、勤務先が倒産する可能性もあるでしょう。
運命線上の島紋が突然あらわれた場合は、無理をせずに休暇をとって、今後についてじっくり考えることが大切です。
なお、運命線の起点に島紋があらわれている場合は、人生の前半期に問題が発生することを示しています。
不運な幼少期を過ごしていたり、生い立ちに秘密を抱えていたり、初めて社会に出ようとする時期に障害が生じ、スムーズに物事が進められないといった傾向があるようです。
人よりも不利なスタートを切る可能性がありますが、その後の運命線がしっかりと中指に向かって伸びている場合は、困難を乗り越えていけるサインなので、臆せずに進みましょう。
一方で運命線の終点に島紋があらわれている場合は、人生の後半期に問題が発生することを示しています。
突然会社が傾いて給料が大幅に下がったり、左遷やリストラにあうなど、それまでは順調にいっていた人生が、突然のトラブルによって激変する傾向があるようです。
万が一に備え、副業を持っておく、貯蓄をしておく、保険に入ってくといった対策をとるようにしてください。
やれるだけのことはやるという姿勢で万全に対策すれば、最悪のケースは回避できるでしょう。
まとめ
島紋は一時的に出現するケースが多く、ある日突然あらわれて、消えることも多い相です。
今現在島紋があらわれている人も、警告を無視せず真摯に向き合い対応することで、島紋は消えていきます。
また、手のひらのいたるところに島紋が複数ある人は、前向きに考えるようにすることで、数が減ってくるでしょう。