みなさんは『テンプル線』という手相をご存知でしょうか。
テンプル線とは、ご先祖様からの守護を示す極めてレアな相のことで、テンプル線があらわれていると、その人の行いによって一家が繁栄するとされているんです。
今回はそんなテンプル線について詳しくご紹介しましょう。
テンプル線の位置と基本的な意味
テンプル線とは、2本の縦線の上に1本の横線が伸びている相のことを指します。
鳥居のように見えることから『神殿』や『寺院』を意味するテンプルと呼ばれていますが、実際の鳥居から模されている神社の地図記号は、縦線横線ともに2本あり、縦線が1番上の横線からはみ出していないのに対し、テンプル線は、縦線が2本で横線が1本であることと、2本の縦線が1本の横線からはみ出しているのが特徴です。
ただし、単体であらわれていることは非常に稀で、別の線を支える形であらわれるものをテンプル線と見なすなど、手相鑑定士によって見解の違いがあります。
また、まっすぐではなく、斜めにあらわれることも多いとされていますが、どの場合においても、はっきりとした美しい形状であらわれることが必須条件のようです。
このテンプル線は、地丘にあらわれるとされています。
地丘とは、別名『冥王星国』とも呼ばれており、限りなく手首に近い手のひらの下方中央部のエリアのことです。
テンプル線があらわれている人は、ご先祖様からの恩恵を強く受けることを意味しています。
生まれたときからご先祖様との縁が深いため、代々受け継がれている土地、家屋、または家業を継承したり、地主となって家系を繁栄させていく人に見られるようです。
かなりの幸運と強運を示す相で、霊感が強い人も多いとされています。
運命線を下から支えるテンプル線があらわれている
手首から中指に向かって手のひらの中央を縦断するようにまっすぐ伸びる運命線を支えるようにしてあらわれるテンプル線は、L字を逆さにした形状の線や、六角レンチのような形状の線が運命線を支えるようにしてあらわれる相です。
よって厳密にいうと2本の縦線ではなく、1本の横線と1本の縦線で形成されることになりますが、運命線の縦線を含めて2本の縦線と見なし、テンプル線と判断されるようです。
このタイプのテンプル線があらわれている場合は、責任感が強く、人のために助力することを意味しています。
自身も人から助けられることが多く、性格的にも人から愛される傾向が強いようです。
意志が強く、信念を持っており、ご先祖様の加護もあることから、努力次第で一家が繁栄することも考えられます。
一家で重要な役割についたり、大黒柱となるなど、自らの家や家業を繁栄させる運や能力が備わっているため、仮に危機的状況に陥ったとしても、盛り返すことができるでしょう。
旅行線を下から支えるテンプル線があらわれている
旅行線とは、親指と人差し指の間から手首に向かって弧を描くように伸びる生命線の真ん中より下側を始点として、月丘側に向かって伸びる線のことです。
月丘とは、小指側の手首から上の膨らんでいるエリアを指します。
この旅行線を下から支えるようにして2本の縦線が伸びている場合は、旅行線を1本の横線と見なし、テンプル線と判断されるようです。
このタイプのテンプル線があらわれている場合は、一族を復興させることを意味しています。
ご先祖様の加護によって不可能を可能にすることができるとされており、家族や家業を繁栄へと導くでしょう。
また、企業家になると、底知れない力や探求心を発揮し、豊かな創造力で経営を盛り立てていくようです。
不動産など、土地や家に関する分野で成功をおさめる可能性も高いとされています。
まとめ
テンプル線は、どの線とも結びつかずに単体であらわれている場合を除き、判断が難しいといえるかもしれません。
たとえば旅行線を横軸としているテンプル線の場合は、旅行線を遮る障害線と捉えがちです。
それらしい線はあるものの見極めが難しいという場合は、一度手相鑑定士に見てもらうとよいでしょう。