感情線とは、小指の下側から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる線のことで、基本的に、その人の感情、物事の捉え方、心の動きなどを示す相です。
もし今、自分の本当にやりたいことが見つからなくて悩んでいたり、自分の使命について疑問を感じている場合は、この感情線エリアを見ることで、ヒントを得ることができるかもしれません。
今回は使命の見つけ方が分かる手相をご紹介していきましょう。
感情線が極端に上向きに伸びている
感情線が極端に上向きに伸び、人差し指と中指の中間に入るようにして伸びている人は、愛情豊かで思いやりがあることを意味しています。
ただし、好き嫌いがハッキリしているため、第一印象が良い相手には献身的に尽くしますが、悪い相手はとことん嫌う傾向にあるようです。
家庭を持つと良妻賢母になって家庭を支えますが、パートナーや子どもに対して、自身と同じ分だけの愛情を求めるでしょう。
また、人に対する好き嫌いだけでなく、自身のやりたいこともハッキリしています。
夢や目標はすでに定まっている可能性が高く、一度やりたいことが見つかると、考えるよりも先に実行するタイプです。
もし、やるかどうかで迷っていることがある場合は、本当はどこかでやりたいと思っていない気持ちがある証となるため、“悩んだ時点でやりたいことではない”という点を意識しておくと、本当にやりたいことのみをやれるようになります。
夢や目標がまだ定まっていない場合は、少しも悩むことなくやりたいと思ったことを見つけるとよいでしょう。
この相を持つ人は、やりたいことがあれば自然とやっているため、やりたいと思いながらもやっていないことは、使命ではないといえるようです。
感情線が直線的に伸びている
心優しく人への気遣いを忘れない反面、周囲の空気を読んで立ち回るといった冷静な面もあるようです。
人に本心を見せることを恥ずかしく感じる傾向にあるため、他人からは常にクールに見られがちでしょう。
感情に左右されることはなく、確固たる信念や根拠をもって理論的に行動するタイプです。
よってやりたいことが見つかっても、盲目的に取り組むことは殆どなく、じっくり考えてから実行します。
世間一般に、やりたいことが見つかった人は無我夢中に取り組み続ける姿がイメージされるので、我を忘れるほどに没頭していないということは、本当はやりたいことではないのかもしれないと、悩むこともあるかもしれませんが、この相を持つ人は、あくまでも常に冷静であり、熟考してから取り組む気質なので、そうした既成観念にとらわれる必要はありません。
むしろ色々と予測や計画を立てつつ、時には周囲の人の意見に耳を傾け、綿密に考えた結果、やりたいと思えていることが、使命といえるでしょう。
金星帯があらわれている
金星帯とは、人差し指と中指の間から薬指と小指の間を繋ぐように弧を描いて伸びる線で、別名『エロス線』『ヴィーナス線』とも呼ばれている相です。
この金星帯があらわれている人は、直感力や感受性が高いことを意味しています。
女性的な魅力に溢れており、いろいろな人からのアプローチを受ける機会が多いため、恋愛相手を見つけるのに苦労しないでしょう。
また、やりたいことに関しても、直感的に見つけることができるようです。
理屈抜きにして、自身の感情すらも飛び越えるレベルで物事を感知するタイプなので、ある日突然、天からインスピレーションが降りてくるかのように、使命を感じ取る可能性があります。
ピンときたことは、リスクのない範囲で試しに実行することが大切です。
そうすることで本当にやりたいことが分かるようになっていきます。
この相を持つ人は、自分の直感を信じ、決断していくことで、使命を見つけるでしょう。
感情線の上に複数の縦線があらわれている
感情線の上側に短い縦線がたくさんあらわれている人は、何事にも器用であることを意味しています。
何をやっても卒なくこなすオールラウンダータイプであり、実際にいろいろなことにチャレンジするでしょう。
しかし何でもやれてしまうだけに、本当にやりたいことが見つからない傾向にあります。
頭で考えてもやりたいことをひとつに絞りきれなかったり、直感でやりたいことを決断するのも難しいようです。
よってやりたいと思うことは、とにかく全部やってみるとよいでしょう。
この相を持つ人は、たくさんのやりたいことを実行していく中で、たくさんの技術や知識を身に着けます。
その結果、特別な個性が成り立つため、その独自性を活かす方向に進むことで、使命を見つけるでしょう。
いろいろな分野で得たスキルを重ね合わせて、新規ビジネスを開拓する可能性もあるようです。
まとめ
厳密にいうと『使命』とは、誰かに与えられた責務を意味するので、やりたいことと使命は違う場合もあるかもしれません。
ですが自分が自分に与えた責務ととらえれば、自分のやりたいことこそが使命となるため、本当にやりたいことが見つかったときは、これをやるために生まれてきたのだと、自信を持って取り組みましょう。