みなさんは、KY線という手相をご存知でしょうか。
「KY」は「空気が読めない」の略語なので、KY線というと空気が読めないことを意味する手相のように思えますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回はKY線について詳しくご紹介しましょう。
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KY線の位置と基本的な意味
KY線とは、親指と人差し指の間から手首に向かって弧を描くように伸びる生命線の起点と、親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる頭脳線の起点が2ミリ~1センチ以上離れている相のことです。
生命線も頭脳線も、親指と人差し指のつけ根から伸びる線なので、起点がくっついていることが多いのですが、KY線はこの起点が離れているのが特徴となります。
日本では10~20%の人にKY線があらわれるといわれており、特に世界的に見ると少ないようです。
KY線を持つ人は、空気が読めないというよりも、実はしっかりと空気を読んでおり、その上であえて空気を読まない気質であることを意味しています。
良くいえば自由を大切にする人であり、悪くいえば頑固者といえるかもしれません。
マイペースで自立心が強く、何かに頼ったり依存することを嫌う傾向があります。
基本的には、他人に流されることなく周囲に合わせることが上手な人ですが、自我が強く出すぎてしまうことで、周囲から浮いてしまう人もいるようです。
また、生命線と頭脳線の起点の距離で、KY線が持つ意味の度合いを知ることもできます。
3~4ミリほど離れている場合は、行動力があり、頭の回転が速く、判断力や決断力に優れているとされています。
このため、周囲から頼られることも多いですが、前向きでプレッシャーを気にしないので、必要以上に責任を感じずに、持ち前の行動力やリーダー気質を発揮することができるようです。
7ミリ前後離れている場合は、行動力が高く、マイペースでありながらも協調性を持っているため、KY線の中でもバランスが良いとされています。
1センチ以上は離れている場合は、極めて行動力が高く、本能のままに行動するような大胆さと積極性があるようです。
さまざまなことに挑戦し、失敗して傷ついても挫けないポジティブ精神も持っています。
また、この場合は、KY線を持つ日本人の平均値からも離れており、極めて自由に振る舞うことから、変わった人と見なされることも多いでしょう。
右手と左手の違い
手相占いでは、先天的な運勢は利き手と逆の手にあらわれ、後天的な運勢は利き手にあらわれるとされています。
利き手にKY線があらわれている場合は、生きていく過程の中で空気を読まない気質になっていったサインです。
または、これから空気を読まなくなったり、或いは段々と読めなくなることも考えられるでしょう。
それだけ自分の気持ちを大切にし、素直に生きている証ともいえます。
ですが性格は明るく前向きで、協調性のある人が多いので、人から嫌われる傾向はなく、むしろ周囲の人から好かれたり、憧れの存在やリーダー的存在になる可能性が高いでしょう。
一方で利き手と逆の手にKY線があらわれている場合は、生まれつき空気を読まない才能があるサインです。
幼少期から、人は人、自分は自分と考え、マイペースに生きてきたことが考えられます。
好き嫌いがハッキリしている性格ともいえるかもしれません。
リーダー気質がしっかりと身についているので、人を牽引する能力に長けています。
また、両手にKY線があらわれている場合は、生涯を通してマイペースを貫くサインです。
常に自分の考えや自由を最優先するので、他人の意見に左右されることは滅多にありません。
人の意見を参考にするよりも、自分であれこれと考えて実行したい性格なので、場合によっては周囲の人に心配や迷惑をかける可能性もありますが、自分の目標や夢に向かって猪突猛進に突き進むため、良い結果を出しやすいとされています。
海外でビッグドリームをつかむ人や、持ち前のリーダー気質を発揮して大成功をおさめる人も多いようです。
切れ切れになっているKY線
KY線となっている生命線が切れ切れになっている場合は、疲労していることを意味しています。
マイペースからくるストイックな面が災いし、心身共に大きな負担がかかっているようです。
無理をし続けると大事に至る可能性があるので、じっくり休息をとったり、必要に応じて病院に行くなど、できる限り早めにしっかりと対処しましょう。
また、KY線となっている頭脳線が切れ切れになっている場合は、ストレスを抱えていることを意味しています。
このため、精神的に不安定になっていることが考えられるでしょう。
神経や脳の病気を患っている可能性もあるため、自覚症状がある場合は病院へ行くことをお勧めします。
特に自覚症状がない場合も休息をとるようにし、気分転換をしたり、楽しめる時間を作りましょう。
ますかけ線と共存しているKY線
ますかけ線とは、小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる感情線と、頭脳線が繋がり、一直線になって伸びる横線のことです。
このますかけ線と生命線の起点が離れていることによってKY線となっている場合は、激動の人生になることを意味しています。
決して悪い相ではなく、かなりの強運を示す相ですが、風変わりな性格が原因となり、一気に不幸のどん底へと落ちる可能性が高いです。
ただし、そうした逆境や不遇を乗り越えるだけの運と力を持っており、一度不幸な状態に陥ったあとは、人生が一変して大成功をおさめるとされているため、何があっても自分を信じ、辛抱強く努力し続けることが大切といえるでしょう。
この相を持つ人は努力家で、人の意見に流されない信念の強さを持ちつつ、協調性にも長けています。
また、強烈な存在感を放っているため、人から慕われることもあるようです。
頭脳線が月丘に伸びているKY線
月丘とは、小指側の手首から上の膨らんでいるエリアのことです。
KY線となっている頭脳線が、この月丘に伸びている場合は、極めて独創的であることを意味しています。
普通の人には思いつかないような発想ができるため、芸術、文学、音楽など、クリエイティブな分野での活躍が期待できるでしょう。
ただし、そうした分野で活動しない限りは、ただの風変わりな人で終わってしまう可能性があります。
まずは趣味でも遊びでも構わないので、創作や表現することに挑戦してみてください。
隠れている才能が開花するかもしれません。
生命線のカーブが大きいKY線
KY線となっている生命線が大きくカーブし、中指の真下を越えるほど湾曲している場合は、極めて精力的であることを意味しています。
そのエネルギーに多くの人が惹きつけられるため、人気者になる可能性も高いです。
実際に、芸能人、スポーツ選手、経営者に多い相とされており、魅力に溢れていることが考えられます。
健康面も好調で、活動力があり、パワフルに日々を過ごしていくでしょう。
ただし、元気やノリが良すぎるあまり、人によっては煩わしいと敬遠される可能性もあるため、時と場合によっては、そうした面をカバーしてくれる人が必要といえます。
まとめ
KY線があらわれている人は、人が羨む仕事に就いて人気者になる傾向が強いとされています。
元来リーダー気質なので周囲に合わせることを好みませんが、自我を抑えて周囲に合わせ上手に立ち回る人も多いようです。
ただし、恋愛面では相手に合わせられない傾向が強いので、逆に合わせてくれるタイプと付き合うと上手くいくでしょう。