『運命線』とは、手首から中指に向かって手のひらの中央を縦断するようにまっすぐ伸びる線のことです。
また、1本の線の途中から枝分かれして伸びる線のことを『支線』といい、運命線の支線の場合、伸びる方向によってはアルファベットのY字を描くことになります。
では一体、Y字になっている手相にはどんな意味があるのでしょうか。
今回は、Y字を描いている手相を3つご紹介しましょう。
運命線と財運線が合流するラッキーY線

『財運線』とは、小指のつけ根下あたりに伸びる縦線のことです。
この財運線が『運命線』と合流する形でややいびつなY字を描いている手相は『ラッキーY線』と呼ばれており、運命線の支線が、『水星丘』と呼ばれる小指のつけ根下のエリアに伸びている相と言い換えることもできます。
このラッキーY線があらわれている人は、仕事で成功して財を成すサインです。
仕事運にも金運にも恵まれ、順風満帆な人生を進んでいくでしょう。
また、運命線が濃くあらわれているほど、責任のある立場に立たされる傾向が強く、財運線が濃くあらわれているほど、莫大な財を成す可能性が高くなるとされています。
支線が運命線の下のほうから伸びている場合は、若い頃からお金に恵まれるようです。
なお、ラッキーY線の効力があらわれる時期を知りたい場合は『流年法』を用いるとよいでしょう。

流年法とは、主要な線の上に年齢の目盛りをつけていくことで発生時期を読み取る手法です。
ラッキーY線を流年法で読み取る場合は、運命線を見るため、手首から中指のつけ根までの間を、手のひらの上で4分割し、手首から上の地点を21歳、その上の地点を30歳、さらにその上の地点を55歳、中指のつけ根の地点を100歳とします。
これらの地点をもとに、どの年齢の位置から運命線の支線があらわれているかをチェックすることで、ラッキーY線の効力があらわれる年齢を割り出してみてください。
運命線と太陽線が合流するラッキーY線

『ラッキーY線』と呼ばれる手相は、実はもう1パターンあります。
それは、薬指のつけ根下あたりに縦に伸びる『太陽線』と『運命線』が合流する形でY字を描いている手相で、運命線の支線が、『太陽丘』と呼ばれる薬指のつけ根下のエリアに伸びている相と言い換えることもできます。
このパターンのラッキーY線があらわれている人は、仕事で成功して人気を得るサインです。
社会的な成功や芸術的な才能に恵まれ、脚光を浴びる人生を進んでいくでしょう。
金運も良いので、仕事の成功によって富を得る可能性も高いです。
なお、運命線の支線が太陽丘に向かって伸びているものの、しっかりと太陽丘のエリアに入っていない場合は、ラッキーY線とは見なされず、何かしらの理由で成功運が妨げられていることを意味しています。
たとえば、親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる『頭脳線』付近で支線が止まっている場合は、判断力不足、選択ミス、頭の働きが鈍いなど、頭脳が原因で開運が妨げられていると考えられ、小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる『感情線』付近で支線が止まっている場合は、感情的になりやすい気質や、愛情のもつれなどによって開運が妨げられていると考えられるようです。
こうした相の場合は、原因を改善するように意識して過ごすことで、支線が太陽丘に達し、ラッキーY線となるとされています。
運命線の支線が木星丘に伸びている

『運命線』の支線が、『木星丘』と呼ばれる人差し指のつけ根下のエリアに伸びている場合も、いびつではありますがY字を描いている手相となります。
この相があらわれている人は、社会的な地位や名誉を得るサインです。
向上心を強く持ち、努力し続けることによって、将来的に権力や名声を手にし、人の上に立って周囲を指揮する立場となるでしょう。
リーダーシップに長けているので、組織のリーダー、企業の社長、事業家、政治家などに向いています。
なお、支線が運命線の下のほうから伸びている場合は、若い頃からリーダー性を発揮する傾向にあり、支線が綺麗に伸びているほど、高い地位や大きな権力を手に入れる可能性が高くなるでしょう。
まとめ
『運命線』は、その人の仕事運や人生の流れを司る線なので、運命線の支線によってY字を描く手相は、社会的な成功や、仕事で大金を得るサインとなります。
あとは自分の力を信じ、夢や目標に向かって励みましょう。