手相には、比較的多くの人に見られる相と、限られた人にしか見られない相があり、希少な手相ほど、独特の意味合いと強い運を持っている傾向にあります。
今回は数千人に1人レベルとされている珍しい手相を9つご紹介しましょう。
神秘十字線
『神秘十字線』とは、小指の下側から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる『感情線』と、親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる『頭脳線』の間に、十字型の線があらわれる相のことで、位置としては中指の下方、手のひらの中心付近にあらわれていることが見極めのポイントになります。
この神秘十字線があらわれている人は、先祖や神仏から常に守られていることを意味しているため、窮地に立たされても不思議と救われたり、何もしていなくてもラッキーな出来事が多かったりなど、極めて強い運を持ち、科学では説明できない神秘的な体験をする人もいるでしょう。
いわゆる霊感と呼ばれるような鋭いインスピレーションを感じることも多いので、頭でじっくり考えるよりも、なんとなく思いついた直感を信じたほうが上手くいくようです。
太陽十字線
『太陽十字線』とは、『感情線』と『頭脳線』の間にあらわれる十字線です。
同じく感情線と頭脳線の間にあらわれる『神秘十字線』が、手のひらの中心付近にあらわれるのに対し、太陽十字線は、感情線と頭脳線の間でも、薬指の下辺りにあらわれていることが見極めのポイントになります。
この太陽十字線があらわれている人は、芸術的なセンスに恵まれていることを意味するため、音楽、絵画、文学など、独創性や感性を必要とされる分野での活躍が期待できるでしょう。
芸術だけでなく、芸能の分野で成功する可能性もあるようです。
ただし、能力を持っている自覚がなかったり、能力を発揮できる環境にいなかったり、能力を発揮していてもなかなか評価されなかったりなど、才能を開花させるまでに時間がかかる傾向にあります。
人からの助力を得られる運を持っているので、人間関係を大切にすることが、成功への近道になるでしょう。
ラッキーY線
『ラッキーY線』は、2種類に分かれており、どちらのパターンにおいても、手首から中指に向かって手のひらの中央を縦断するようにまっすぐ伸びる『運命線』が関わっている相になります。
1つ目のパターンは、小指のつけ根下から手のひらの中央に向かって伸びる『財運線』と運命線が合流し、ややいびつなアルファベットのYの字に見える相です。
このパターンのラッキーY線があらわれている人は、財を成して順風満帆な人生を送ることを意味しているため、仕事で大成功を収めて、莫大な財産を築くことができるでしょう。
2つ目のパターンは、薬指のつけ根下あたりに縦に伸びる『太陽線』と運命線が合流し、綺麗にアルファベットのYの字に見える相のことで、こちらのほうがより珍しいとされています。
このラッキーY線があらわれている人は、脚光を浴びる人生を送ることを意味しているため、やはり仕事で大成功した上で地位や名誉を得たり、芸能界などの華やかな世界で活躍する可能性も高いでしょう。
ラッキーY線はどちらとも、仕事で成功して富を得る強運の相なので、常に高みを目指して挑戦することが大切です。
また、運命線がハッキリと濃くあらわれているほど、仕事で重要な立場についたり、人からの注目を集める傾向にあります。
三奇紋
『三奇紋』とは、『財運線』と『太陽線』が『運命線』と繋がり、途中から一本の線となって三叉槍のような形になっている相のことで、別名『覇王線』とも呼ばれています。
この三奇紋があらわれている人は、成功とお金に恵まれていることを意味しており、大金を生み出す能力に長けているため、絵に描いたような成功者やお金持ちになる可能性が高いでしょう。
特に金運が強く、宝くじを買い続けた末に高額当選したり、仕事に注力した末に一代で億万長者になるなど、努力をすればするほど、金運は上がっていき、お金から愛される人生となるようです。
三奇紋は、大成功の運命を引き寄せることができる証とされているので、地道に努力し続けることで、巨額の富を得ることができるでしょう。
ソロモンの環
『ソロモンの環』とは、人差し指のつけ根を囲むように弧を描いて伸びる半円状の線のことで、『木星丘』と呼ばれる人差し指のつけ根下のエリアにあらわれることから、別名『木星環』とも呼ばれている相です。
ソロモンの環があらわれている人は、成功して人の上に立つ可能性が極めて高いことを意味しており、野心と上昇志向が強く、権力との縁も強いため、出世し続けて会社の頂点に立つなど、大きな野望を達成しやすいとされています。
ただし、野心が強くなりすぎると、もともと備わっている独善的な面も目立つようになり、他人を平気で蹴落としたり、欲に目がくらんだりするなどして、周囲から嫌われやすくなるでしょう。
よって、人との付き合い方や向き合い方には大いに注意する必要がありますが、そうした面を凌駕するほどの魅力を発揮できれば、カリスマ的存在や、優れた指導者になることができるとされています。
ずば抜けて優れた統率力を持っているので、リーダーシップを発揮しつつも、我儘や身勝手さは意識して抑えることが大切です。
土星環
『土星環』とは、中指のつけ根を囲むように弧を描いて伸びる半円状の線のことです。
『土星丘』と呼ばれる中指のつけ根下のエリアにあらわれることから、この名称で呼ばれています。
この土星環があらわれている場合は、独自の世界観を持っていることを意味しているため、周囲に対し、天才という印象を与える場合もあれば、変人という印象を与える場合もあるでしょう。
こだわりが強く、孤独でいることを好むため、人とコミュニケーションをとるのは苦手な傾向にありますが、自身が興味のあることに関する集中力と忍耐力は飛び抜けて優れているため、一つの分野で超越した才能を発揮し、他の人には真似できない功績を残すとされています。
持ち前の感性と職人気質を活かすことで、芸術家、アーティスト、研究者など、何かしらの専門家として成功する人も多いようです。
仏眼相
『仏眼相』とは、手のひら側の親指の第一関節に刻まれているシワが、2本に膨らんで目の輪郭のような形を象っている相のことです。
この仏眼相があらわれている人は、第六感や記憶力に優れていることを意味しています。
直感が冴えているため、特に意識していなくても、嫌な出来事を避けることができたり、悪い影響を与える人を寄せ付けないなど、トラブルとは無縁になるようです。
先祖や神仏との結びつきも強いことから、不思議な力で守られていると感じることもあるでしょう。
この相は、霊感があることを示すとして有名な手相ですが、霊感を持っている実感がない人も多い一方、人生の後半で霊感が開花する可能性もあるようです。
なお、記憶や暗記など、覚えることが得意なので、仕事ができる人に多いとされています。
俵紋
『俵紋』とは、五指の第二関節や第三関節に、複数の細かい縦線があらわれる相のことです。
五本の指のいずれかにあらわれる場合と、五本の指すべてにあらわれる場合がありますが、どちらにしても、ある程度肉付きがある指に、ハッキリと濃くあらわれていることが見極めのポイントで、第一関節にあらわれる縦線や、各関節からはみ出ている縦線は、俵紋とは見なされません。
特に痩せ細っている指の場合は、加齢や手荒れによる縦ジワの可能性が高く、指紋上の縦線に過ぎないこともあるので、俵紋は見極めが非常に難しい相のひとつであり、鑑定の誤りも多いことから、希少度の見解は鑑定士によって分かれるようですが、それだけに、本物の俵紋は非常に珍しい手相といえるでしょう。
この俵紋があらわれている人は、食べるのに困らないことを意味しています。
仮にお金に困ることがあっても、誰かに奢ってもらえたり、援助してくれる人があらわれるなど、何かしらの支援を受ける強運を持っているため、生活に苦労することはないでしょう。
また、俵紋が多くあらわれているほど、食べ物に満たされるとされており、金運も高まるとされています。
一攫千金や億万長者といった類の金運ではありませんが、生活に困らない経済力が身につき、お金の巡りがよくなる傾向にあるので、結果的に経済的な苦労とは無縁の生活を送るでしょう。
直感線
『直感線』とは、『水星丘』と呼ばれる小指のつけ根下のエリアから、『月丘』と呼ばれる小指側の手首から上の膨らんでいるエリアに向かって、内側に弧を描いて伸びる半円状の線のことです。
この直感線があらわれている人は、物事を見抜く力があることを意味しています。
人の本心や本質を瞬時に見通したり、危険を事前に察知したりなど、直感的な感覚が極めて鋭いため、場合によっては霊感のような神秘的な力を持つ人もいるでしょう。
天才的なひらめきがあるので、芸術的な分野や、スピリチュアルな分野での活躍が期待できます。
また、この相がハッキリと濃くあらわれている場合は、ギャンブル運も強くなり、勝負時を感じ取ることができるため、宝くじや競馬などで大金を手にする可能性もあるようです。
まとめ
今回ご紹介した中でも『直感線』『俵紋』『土星環』は、2万人の手相を見てきた鑑定士でも滅多に見たことのないレアな手相ベスト3として挙げられています。
もしあらわれていた方は、レアな相が持つ意味を活かした生き方をすることで、類稀な運を開くことができるでしょう。