手相占いでは、1本の線の終点が2本や3本に分かれていたり、複数に分かれて房状になっている線のことを『枝線』といい、1本の線の途中から枝線のように分かれて伸びる短い線のことを『支線』といいます。
どちらも枝分かれしているように見えるため混同しがちですが、枝分かれしている位置が、終点であれば枝線、途中であれば支線です。
今回は感情線の枝線や支線があらわす意味について詳しくご紹介しましょう。
Contents
感情線から2本の枝線が伸びている
感情線とは、小指の下から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる線のことです。
感情線から2本の枝線が伸びている場合は、枝線の向きが重要になります。
上向きに伸びている場合は、堅実な常識人であることを意味しており、人から嫌われたり憎まれることが少なく、非常識な人は自ら避ける傾向にあるので、対人関係での苦労が少ないタイプです。
何事に対しても真面目に取り組み、誰に対しても誠実に向き合うので、幸運を呼び寄せやすいといえるでしょう。
恋愛面では、恋人や配偶者の愛情を再確認する出来事が起きるかもしれません。
特に恋人がいる場合は結婚が決まる可能性が高く、恋人がいない場合は新しい出会いが訪れる兆しです。
保守的な恋愛観や結婚観を持っているため、自分と同じタイプの誠実な相手を選ぶと上手くいきます。
一方で、下向きに伸びている場合は、恋愛至上主義であることを意味しており、恋人や配偶者に依存しやすいタイプです。
愛情深く一途な面が行き過ぎる傾向にあり、好きな人に対しては自分のことを疎かにしてまで献身的に尽くします。
その分だけ執着心や束縛も激しく、恋人や配偶者の行動を細かく把握していないと不安や不満を抱くでしょう。
SNSでの返信が遅かったり、会えない時間が長くなると、悪いほうにばかり考えてしまうようです。
また、別れたあとはストーカーとなって、非常に大きな報復に出る可能性もあります。
まずは自信を持ち、相手の言動を信頼することから始めてみてください。
恋愛一辺倒の生活にならないよう、1人で熱中できる趣味を持つのもお勧めです。
感情線から3本の枝線が伸びている
感情線から3本の枝線が伸びている場合は、社交性に長けていることを意味しています。
人に溶け込むことが上手で、サービス精神も旺盛です。
特に大きく3本に分かれている場合は、誰とでもすぐに打ち解けて仲良くなれるでしょう。
明るい性格で思いやりがあり、人とのつながりを大切にする傾向も強いので、人から好かれやすく、広い人脈を築けます。
接客業や販売業の仕事に就くことで高い評価を得られるはずです。
一方で、小さく3本に分かれている場合は、気配りが上手で、控え目な性格になります。
誰にでも優しく接するというより、周囲の優しい人たちに対して優しく接する傾向が強いです。
家族、友人、恋人といった身近な人たちを大切にすることから、結婚すると円満な家庭を築くことができるでしょう。
感情線から房状の枝線が伸びている
感情線から4本以上の枝線が伸びている場合や、枝線の数が多すぎて房状になっている場合は、3本の枝線を持つ人以上にコミュニケーション能力が高く、自他ともに認める社交家であることを意味しています。
好奇心旺盛で、さまざまな物事に興味を持ち、常にあらゆる情報を取り入れているため、話題の引き出しは多いでしょう。
モテる傾向が強く、誰に対しても自分の心を開くことができるので、相手の心を開く力を持っています。
ただし、気配りが上手で思いやりがある分、気疲れすることもあるので、1人になってリフレッシュする時間を定期的に作ることが大切です。
感情線から複数の支線が伸びている
感情線から複数の支線が伸びている場合は、支線の向きが重要になります。
上向きに伸びている場合は、明るく社交的なタイプです。
何事も前向きに捉える傾向にあり、誰からも好かれる素質を持っています。
好奇心旺盛で、自分が知らないことは謙虚に学ぼうとするでしょう。
どんな状況でも楽しもうとするポジティブな力があるので、笑顔でいることが多い傾向にあります。
また、この相は、明るい気分の時や、仕事や恋愛が充実している時期にあらわれやすいとされているので、良いチャンスが訪れたり、良い出会いに恵まれる可能性も高いでしょう。
一方で、下向きに伸びている場合は、物静かで控え目なタイプです。
感情的になることや本心を晒すことを避けるため、自己主張をすることはなく、穏やかな雰囲気で人と接します。
感受性があり、人の話を親身になって考えることができますが、心配性な面もあるため、人の言葉の裏を読んで悩むなど、取り越し苦労が多いようです。
奥ゆかしさが女性的魅力となって男性から好かれますが、理解されにくい面もあります。
好きな人には献身的に尽くすものの、なかなか進展しない傾向があり、片思いの状態が長く続くことも考えられるでしょう。
さらに、上向きの支線と下向きの支線が両方伸びている場合は、繊細で感受性が極めて強いタイプです。
人当たりが良く、気配りが上手で、優しい雰囲気も持っているため、良好な対人関係を築けます。
ただし、神経質な面があるので、人の些細な言動に敏感に反応したり、深く考え込んで引きずってしまうなど、精神的にショックを受けたり、ダメージを負うことが多いようです。
気持ちの浮き沈みが激しく、情に流されやすいので、人から騙されないよう注意する必要があります。
恋愛面でも熱しやすく冷めやすいので、恋人とのトラブルを抱える可能性もあるでしょう。
変化や刺激を求めることから、ギャンブルを好む傾向にあります。
感情線の起点側から支線が伸びている
終点で枝分かれている線は枝線、途中で枝分かれている線は支線とお伝えしましたが、途中は途中でも、限りなく起点側で枝分かれしているケースもあります。
感情線の起点側から支線が伸びている場合は、コミュニケーション能力に長けているサインです。
頭の回転が早く人から好かれやすいので、どんな人とでも仲良くなり、どんな話題ででも盛り上がれるでしょう。
また、良い意味でこだわりを持たず、進んでいる道で行き詰まった場合にはあっさりと方向転換するような柔軟性を持っています。
このため、あらゆる物事を多方面から分析することを得意とするようです。
感受性は豊かで愛情深く、体力的にも無理が利く傾向があります。
心身ともに活動力が充実していることから、子宝にも恵まれやすいでしょう。
まとめ
感情線は、その人の性格、心の動きや変化、愛情表現などを示す相なので、感情線から枝線や支線が伸びている場合は、心の在り方をより細かく判定することができます。
一見地味に見える枝線と支線ですが、あらわれていた人は見逃さずにチェックしてみてください。