一口に『霊感』というと、幽霊が見えるような神秘的な力をイメージする方が多いと思いますが、霊感があるということは、人並外れた直感力や感受性があるということになります。
よって霊感があることを示す手相は、目に見えない存在を感じやすいという意味合いの相から、創造性に富んでいることを意味する相まで、幅広い解釈があることに留意するとよいでしょう。
今回は、霊感がある人の手相を7つご紹介していきます。
Contents
仏眼相があらわれている
仏眼相とは、手のひら側の親指の第一関節に刻まれているシワが、2本に膨らんで目のような形を象っている相のことです。
この仏眼相があらわれている人は、ご先祖様や神仏から常に守られていることを意味しています。
運が強いだけでなく、不思議な力がもたらされる傾向にあり、意識していなくても悪い運気を退ける力があるようです。
人の真意を見通したり、普通の人とは違った角度から物事を捉えることも多いので、スピリチュアルの分野に興味を持つ可能性が高いでしょう。
また、予知能力やテレパシーといった神秘的な力が備わることもあるため、占い師や霊能力者に多い手相とされています。
神秘十字線があらわれている
神秘十字線とは、小指の下側から人差し指や親指に向かって手のひらを横切るように伸びる感情線と、親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる頭脳線の間に、十字型の線があらわれる相のことです。
位置としては中指の下方、手のひらの中心付近にあらわれていることが見極めのポイントになります。
この神秘十字線があらわれている人は、神秘的な存在や現象を感じ取る力があることを意味しており、ご先祖様の加護もあることから、強運と幸運に恵まれているでしょう。
また、直感力が非常に優れており、人智を越えた力を持つとされています。
神仏を深く信仰するなど、宗教との関りが深い人にあらわれることもあるようです。
この神秘十字線は、仏眼相と意味合いが酷似しているため、神秘十字線と仏眼相、両方の手相がある場合は、相乗効果で極めて強い霊感の持ち主となります。
頭脳線が月丘下部に向かって伸びている
親指と人差し指のつけ根の間から手のひらを横切るように伸びる頭脳線が長く弧を描くようにして、月丘と呼ばれる小指側の手首から上の膨らんでいるエリアの下部まで伸びている人は、芸術的な才能があることを意味しています。
感受性が極めて強く、発想力や創造力が豊かであり、集中力や思索力にも優れているため、いわゆる霊感の持ち主というよりは、創造的思考の持ち主といえるでしょう。
この相があらわれている人は、理想が高く、ロマンチストで、芸術性や精神性を重んじる傾向があり、現実的な物事よりも空想や感情を優先します。
こうした個性やアイディアなどは高く評価されることもあるため、芸術やクリエイティブな分野で活躍が期待できるでしょう。
また、哲学者や宗教家として成功する可能性も高いようです。
直感線があらわれている
直感線とは、水星丘と呼ばれる小指のつけ根下のエリアから、月丘に向かって内側に弧を描いて伸びる半円状の線のことです。
この直感線があらわれている人は、本質を見抜く力が備わっていることを意味しています。
人の真意を見抜くだけでなく、自分にとって良いことと良くないことを、無意識に見極める力があるようです。
天才的なひらめきや、インスピレーションに恵まれているので、普通の人とは少し違った経験をすることも多いでしょう。
また、目には見えない存在を感じたり、説明ができないほど運が良かったりすることもあります。
こうした力を活かし、芸術的な分野で活躍したり、ギャンブルで勝利する可能性も高いです。
この直感線は長いほど意味合いが強くなるため、長くあらわれている人ほど強い力を発揮するでしょう。
小指が短い
ここでちょっと視点を変えて、手のひらではなく、手の指を見てみましょう。
薬指の第一関節よりも小指が短い人は、スピリチュアル方面の才能があることを意味しています。
純粋な心を持っているので、信仰が深かったり、神秘的な力に目覚めやすいといえるでしょう。
さらに感性や直感が鋭く、常識では考えられないような不思議な体験をすることもあるようです。
パッと思いついたことや、なんとなく感じた予感が現実に起こる傾向も強いとされています。
小指の長さは短いほど意味合いが強くなるため、きわめて短い人は宗教や精神世界に心酔する可能性がより高くなるでしょう。
聖職紋があらわれている
聖職紋とは、木星丘と呼ばれる人差し指のつけ根下のエリアに、漢字の『井』や、ハッシュ記号の『#』のような形状の線があらわれる相のことです。
この聖職紋がある人は、人を教え導く能力があることを意味しています。
面倒見が良く、人の長所や短所を的確に見抜く力も備わっているので、コンサルタントやカウンセラーなど、人を助ける分野で活躍するでしょう。
また、人々のために献身的に尽くすことで、自身の運気が上がり、神秘的な力が増していくようです。
神の力を頼りに、宣教師のような立場になる可能性もあります。
特に聖職紋が濃くあらわれている人は、神秘的な能力が強まり、自身の思想を伝える才能に恵まれるため、占い師やチャネラーなど、スピリチュアルな世界を伝える立場での活躍が期待できるでしょう。
ソロモンの環があらわれている
ソロモンの環とは、人差し指のつけ根下のエリアを囲むように弧を描いて伸びる半円状の線のことで、別名『木星環』とも呼ばれている相です。
このソロモンの環があらわれている人は、直感力やカリスマ性に優れていることを意味しています。
物事を感知する能力が極めて高く、自然や動物と対話するかのようにコミュニケーションをとれる傾向があり、実際に触れ合うことで運気が上昇するようです。
こうした神秘的な力や、人や動物を惹きつける魅力が備わっているだけでなく、指導者としての素質もあります。
また、何事に対しても上昇志向が強いので、こうした能力を活かしつつ成功をつかむ可能性が高いです。
動物や医療関連、教育関連、スピリチュアル関連など、誰かを助けたり導いたりする分野で活躍するでしょう。
まとめ
これらの相があらわれていた場合は、普通の人にはない特殊な力を持っている人といえますが、ただ持っているだけでは宝の持ち腐れとなってしまうので、可能な限り、能力を活かせる環境に身を置いてみてください。
これらの相があらわれていなかった場合も、手相は常に変化するものなので、定期的にチェックしてみましょう。